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画像の大鉢に植えられているバラですが、元気がないですね。皆さんが難しいと思っているのは、こういう状態ではないでしょうか。水が足りなく萎れているのなら、水をやれば数時間で元気になります。しかし頻繁に水をあげているのに萎れているのなら、水のやりすぎです。根が痛んで水を吸えなくなっています。水をやったのに元気にならない、水が足りないと勘違いして水をもっとあげてしまう、という悪いサイクルに入り、最悪の場合はバラを枯らしてしまいます。大事なのは、バラに動きのない状態や水のやりすぎで元気がなくなった場合、水やりをしばらく止める、ということです。
続きを読むデビッド・オースチン・ロージズ 中川です。ガーデンの作業はたくさんありますが、その中でも一番多いのは、実は「掃除」なのです。芝生や草を刈る、生垣を切る、バラや樹木の剪定、春の開花、その後は掃除です。私は、苗鉢を育てるナーセリーマンでもありますが、イングリッシュローズガーデンのメンテナンスを行うガーデナーでもあります。皆さんはガーデナーと聞くと、ヒゲをはやしたナイスミドルやオシャレなお姉さんが優雅に作業している姿を想像するのではないでしょうか。 しかし実際に作業している私の姿は、優雅どころか野蛮とすら感じることでしょう。汗とほこりにまみれて、日焼けなのか汚れているのかも判らないくらいです。力仕事は多いし、3,000株の消毒は大変だし、毒虫に刺されて腫れ上がったり、夏は日陰がないし、先にも書いた掃除もガーデンはおよそ7500平米ありますから歩くだけでも大変です。雑誌や本などでガーデナーを見ても、「カッコいい仕事」などと思わないで下さい。きっと彼、彼女たちも、見えない所で汗とほこりにまみれ、しんどい思いをしているはずです。画像は、私たちが使っているエンジン型草刈り機と乗車型草刈り機で、一日かけて一人で山のように草と芝生を切りました。もちろんその後、「掃除」もしました(軽トラック4台分)。
続きを読む夏は、水のやり過ぎによる不調や枯死が多い季節。そしてよく耳にする「みんな同じように水をあげていたのに」。ここに水やりの難しさがあるようです。シュートが伸び、葉が茂り、ツボミが上がり花を咲かせる(ブラインドシュートの時もありますが)。こういう活発に動いている時、水を欲します。花が咲き終わり切り戻した時、バラの動きは鈍ります。反対にこういう時は、あまり水を欲していません。もう一つ注意してほしいのは、夏の高温期、活発な品種と動きが止まる(または鈍る)品種があるということです。いくら気温が高くても、動きが止まっている(または鈍い)時は、あまり水を欲していません。画像は、同じ時期に大鉢に植え替えたクレア・オースチンですが、個体差により片方はシュートが伸び、もう片方は動きが止まっています。つまり、こういう時に水やりを同じようにしないで下さいね、ということです。次回も水やりについて書く予定です。
続きを読むバラは育てるのが難しい言われますが、やることは「水やり」「施肥」「消毒」「剪定」の四つだけです(細かく言うと「草抜き」と「掃除」も)。コツさえ分かれば、意外と簡単かも、と思えるかも知れません。なので次回からは、「水やり」「施肥」「消毒」「剪定」の、何が難しいのか、気を付けるポイントなどを書いていこうかと考えています。その前に、ローズフェスティバルで私がお客様から聞いた感じでは、ちょっとバラに触りすぎではないか、ということです。バラに何かしたくなるので、ついつい水をやりすぎたりハサミをいれすぎたりするようですが、どちらも育ちが悪くなります。もしバラに何かしたいと思うなら、育ちが早いか遅いか、活発かおとなしいかなど、品種による違いやコンディションを観察したり、株元の掃除をしてください。前者は後の作業に役立ちますし、後者は病気の予防の一つになります。
続きを読むデビッド・オースチン・ロージズ 中川です。例えばの話、宿根草を購入して黒いポットのまま育てる人はいるのでしょうか?購入者は地植えかプランターに植え替えるのが当たり前と考え、生産者もポットはお客様が買うまでの最小限のサイズとして設定しているはずです。なぜ植え替えるのか?つまり苗を本来の姿に育てたくさんの花を楽しむためでしょう。それはイングリッシュローズも同じなのです。私たちが販売している鉢苗は土の容量が6Lで、これは先に書いた例え話と同じで植え替えを前提として販売しています。人間の子供で考えると、3歳4歳と成長しているのに、2歳のままの靴を履かせる親はいないはずです。苗はある程度の大きさに育つと、病気にも強くなりますし、やはりイングリッシュローズが持つ本当の姿を見てもらいたいのです。
続きを読むデビッド・オースチン・ロージズ 中川です。3枚の画像は、6月上旬の同じ日にガーデンで撮影したものです。1枚目は、一番花が咲き終わったキューガーデン。2枚目は、一番花がまだ終わらないザ・ラークアセンディング。3枚目は、一番花が終わらないうちに二番花のつぼみが上がってきたロイヤル・ジュビリーです。新しいシュートが次々と伸びてきたり、つぼみを作っている時は、バラは活発な状態にありますが、花が終わってから新しいシュートが出始めるまでは、バラはおとなしくなります。分かりやすく言うと、おとなしい状態では、あまり水を欲していないということです。もし鉢苗で、画像のようにいろいろなコンディションがある場合、気温が高くても水やりには注意が必要です。全部同じように水をあげて枯らしてしまった、という事例があります。水やりについては、また別に書こうかと思います。この時期のバラの手入れは少し面倒ですが、「品種による個性の違い」を見るには良い機会です。返り咲き性はどうか、成長が早いか遅いか、暑さに強いか弱いかなど、うまく育てるためのヒントが見えてくるかと思います。 一番花が咲き終わったキューガーデン。 一番花がまだ終わらないザ・ラークアセンディング。 一番花が終わらないうちに二番花のつぼみが上がってきたロイヤル・ジュビリー
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