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2019/03/07 ブログ: 冬剪定 その2

投稿者 :David Austin Roses on

2019/03/07 ブログ: 冬剪定 その2

冬剪定の目的は、新陳代謝、病気の予防、樹形形成の補助、と考えています。そのために、シュートの更新が悪くなった古い枝、秋以降に生えた細長い枝、出開き(ネズミのしっぽのような短く細い枝)、向きの悪い枝、枯れ枝などは、根元から切り取ります。いいかえれば健康な枝を残し、元気なシュートが出やすい環境を作ることになります。それは、病気に強い株を作ることにも繋がります。また樹形形成の補助については、例えばバラが百品種あれば百通りの樹形があり、それを生かすために形を整える剪定をします。花だけでなく、樹形も各々のバラが持つ個性として楽しみたいものです。ポイントは、手前を短く奥を高く、横を短く中央を高く、立体的に切ることです。そうすれば低い位置から高い位置まで花が咲きます。画像は、私が剪定したビフォーアフターです。見えやすいように大鉢を使いましたが、基本は地植えも同じです。地植えの場合の高さは、まわりのバラや植物も考慮するといいかと思います。

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2019/02/27 ブログ: 冬剪定 その1

投稿者 :David Austin Roses on

2019/02/27 ブログ: 冬剪定 その1

デビッド・オースチン・ロージズの中川です。私たちのガーデンには、およそ3,000株のバラが植えられており、現在冬剪定の真っ最中!そんな剪定で使う道具たちをご紹介します。剪定鋏はフェルコ社製を使っています。一日に何百株と剪定するので、タフで壊れず部品交換が簡単にできるこの鋏を重宝しています。およそ樹齢が10年になるガーデンのバラの剪定には、太枝用の剪定鋏は必携で、これだけで済ます場合もあります。そして最後は、剪定後の株元掃除に使う熊手です。「良い剪定をするには正しい道具から、良いバラを育てるには正しい環境から」切れる鋏を使うと、剪定は面倒でなくなります。良い熊手を使うことは、株を傷めず株元を綺麗にし、病気の予防にもつながります。冬剪定後にきちんと“掃除”をすることはとても大切な作業だなと感じています。

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2019/02/20 ブログ: 冬の仕事

投稿者 :David Austin Roses on

2019/02/20 ブログ: 冬の仕事

デビッド・オースチン・ロージズ の中川です。前回に続き、“裸苗”のお届け作業について。一般のお客様だけでなく、デビッド・オースチン・ロージズの裸苗は全国の販売業者様へも出荷させていただいてます。その数、多いところで数万本!運送業者様にご協力いただき、たくさんの裸苗を箱に詰めて毎週出荷しています。鉢上げされたイングリッシュ・ローズが、この春、日本全国できれいに咲くことを想いながら出荷作業は着々と進められていきます。

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2019/02/15 ブログ: 冬の仕事

投稿者 :David Austin Roses on

2019/02/15 ブログ: 冬の仕事

この度、当ブログを担当することになりました中川と申します。イングリッシュ・ローズや私たちの日々の仕事について色んな情報を発信していきたいと思います。お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします。 さてデビッド・オースチン・ロージズでは、バラの休眠期「冬」に一体どんな作業をしているのだろう??と、疑問の声をお聞きすることがよくあります。バラが眠っているこの時期の作業をいくつかご紹介させていただきます。まず大事なのが、“裸苗”を皆様へお届けする作業。画像は、私たちが出荷に使っている紙袋(ワックスバッグ)ですが、実は英国本社と同じものを使っています。ただの紙袋ではなく、内側がコーティングされており、苗の乾燥を防ぐ優れモノ。社内でも好評なこのデザイン!お客様の裸苗をこの袋に入れて出荷する、冬の大切な作業です。

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