冬剪定で来春よく咲かせる
冬の剪定は、バラにとって最も大切な作業です。冬剪定をすることにより、来シーズンには立派な花を咲かせることができます。
冬剪定には、次のような効果があります。
• 強い成長を促す
• 花付きを良くする
• 品種ごとに最適な形を作る
• 病気を減らす
どの枝を取り除き、どの枝を残すかの判断は、最も難しいかもしれません。
枝数を整理することで、残した枝をさらに充実させることを第一に考えています。
病気にかかった枝、弱った枝、枯れた枝はすべて取り除きましょう。
傷んだ枝を残すと、その枝を生かすために、またはその枝に葉や花を付けようとするため、苗自体にストレスを与えています。
取り除くことにより、病気から守ることができます。
また株元の枝が混みあっている場合は健康な枝も間引いてください。この作業は風通しを良くして病気を減らし、バラの形を整えるためです。健康な枝を間引く際には、全体を見ながら、バランスよく間引くように気をつけましょう。
失敗しても後から修正すればいいので、あまり気にしないでください。剪定後やシーズン中に写真を撮っておくと、何が良くて何が悪かったのかが分かりやすくなり、勉強になります。
最初の数年間は、素晴らしいシュラブを作るために、苗全体のバランスを保ち、整った樹形を作り続けます。毎年、軽く剪定するだけでは、苗の持つ最大限の美しさを発揮することができません。
動画
【冬剪定/前編】1年目のイングリッシュローズの剪定方法と冬支度をプロが解説!
【冬剪定/後編】2年目以降のイングリッシュローズの剪定方法と冬支度をプロが解説!